きらきらEvery(仮)

書き留めたいことを書く

AKIRA IMAX版

えっ…この人、アニメ大好き!みたいな面してるのにAKIRA見たことなかったんですか…??? いや、別にそんなアニメ好きっていっても全然詳しくないし…私が詳しいアニメなんて少年ハリウッドくらいだけどその少ハリも別に詳しくないし…(オタク特有の、謙遜ではなくてガチのマニアを知っているので自分の知識量などに自信がないやつ)(面倒なのでここでおしまい)

おととしくらいから「2019年といえばAKIRAの年」みたいに言われていて、奇しくもオリンピックイヤーも重なっているということを知り、いよいよ見ておかねばなあ…オタク的に…と思いつつウダウダしてたんですが、そんなタイミングでIMAX版の上映が決定されて「これは完全に、世界が私に『観ろ』と言っとるやつやな」と確信しました。世界は私のことが好きだから…。とはいえ見に行こうとした矢先に新型コロナウィルスの影響で映画館が休館してしまうなどのトラブルもありましたが、非常事態宣言も解除され久しぶりの映画館!IMAXIMAXも4DXもそうなんですけど、鑑賞前のシステム紹介のドヤぶりが好きです。

話は難解なのかな~と身構えていったんですが、金田と鉄雄を軸にしてみるとわりかしシンプルで、最後もわけわからん終わり方になると思いきやこちらも納得できる感じで面白かったです。ちょっと身構えすぎたな。

話もよかったけど、とにかく作画!圧倒的な作画!レイアウト!エフェクト!かっこよすぎる!!!!!!!これ写経したら一気に見せ方がうまくなるんじゃないかなって思いながら見てました。序盤の、鉄雄が暴走してバイク飛ばしてトンネルに入っていくところとか、なぜかここが印象に残ってるんですけど、カメラが地面すれすれっぽいところから映していくところかっこよかったなあ。

意味伝わるでしょうか? 私がこのような素晴らしい作品と同時代を生きた元を取るためにはあと9回は見たほうが良いということです。私の人生を無意味にしないためにね。

注)ブタバラというのは、AKIRAを鑑賞した同日にニコニコ生放送で最速上映された「舞台KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」の略称

私は腐った思考回路を有しているので、男と男の感情の機微に敏感で申し訳ない。でも鉄雄の金田への複雑な感情はさあ…いろいろと察するものがあるじゃないですか。度々挿入される、幼いころの回想もいいですよね。いや、絶対この世にAKIRAのBL二次創作あるやろ。とおもって検索掛けたらねとらぼでも初見オタクがBLのにおいを感じ取ってる記事があるやん!

nlab.itmedia.co.jp純粋なファンからは怒られるかもしれないけど、ファンから怒られることが怖くてBL妄想ができるか!記事はこのあとゆっくり拝読いたします。

映画は同じくAKIRA童貞のEちゃんと見に行ったんですが、お互いほぼ知識がなかったので(主人公は「アキラ」じゃないらしいよくらいしか持ってない)見終わった後に「『さん』をつけろデコ助野郎、結構後の方だったね!」「ね!ようやくキタァ~!って思った」みたいな初見らしいバカな会話で盛り上がりました。あと初見感想といえば、金田のバイクがギュルッと90度に曲がるカッコいいシーン、だいぶ序盤にあるんやな!って思いました。

次はオタクの基礎教養科目の今敏監督作品を見るか。(パプリカだけ見ました)(白虎野の娘が聞きたかったので) 

 

※鉄雄の漢字を間違っていたので訂正しました。ご指摘ありがとうございます!

 

追記

ここからは勝手にBL妄想追記なので読まなくていいんですけど、女性が出てくるBLあるあるで、男1の女(彼女・嫁、もしくは男1と良好な関係にあるパートナー)を寝取る男2が本当に欲しているのは男1ってパターンがあるんですけど、その方程式に当てはめると男1=金田、女=金田のバイク、男2=鉄雄になります。鉄雄は金田の「バイク」が欲しかったんじゃなくて「金田のバイク」が欲しかったんでしょ…そしておそらく、「金田のバイク」を手に入れることが出来たら、たぶんすぐに執着はなくなると思う。

ケイやカオリの存在を無視しているかといえばそういうわけではなくて、同軸で男女カプとBLは成り立つものなので…便宜上BLって書いてるけど、男と男の巨大感情は異性のパートナーの有無を別にしても成り立つんですよ。上記では金田のバイクを挙げたけど、もしこの話の前から金田と付き合ってる子がいたら、鉄雄はどっかで寝取ってるかもしれん……