きらきらEvery(仮)

書き留めたいことを書く

機動戦士ガンダムNT

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機動戦士ガンダムNTの舞台挨拶付き上映@ユナイテッドシネマ キャナルシティに参加しました。ガンダムNTは当初そんなに興味なくて、ふ~んと思っていたら主人公の声優さんが榎木さんと発表されておっ、と思ったところにあのがんじがらめキービジュ(ナラティブ組体操)がきたので「見に行くわ」となりました。あのキービジュは強い。

まあそんなゆるい感じで決めたんですが、私は宇宙世紀ガンダムをほとんど履修してないんですよね。全話完走してるのがターンAガンダムガンダムSEEDGのレコンギスタ、あとはSEED DESTINYとか鉄血とかWとかをちょろちょろ見てるだけで、肝心の宇宙世紀ものはオタク特有の「見たことはないけどなんかキャラは知ってる」程の知識しか持ち合わせず。まあ単品で見てもそれなりにはわかるだろうと思ったんですが、UCの直接的な続編と聞いて、じゃあUCくらいは見ておくかな、と、1日かけてUC(dアニで配信していてたRe:0096のほう)を見ました。舞台挨拶ついてなかったら、NT見てから気になったら遡るか…くらいのモチベーションだったと思うのですが、結果的に見ておいて良かった。

タイトルに「NT」と書いてるのにもかかわらず、UCとごった煮の感想になるんですが、UC・NTを見て感じたのは「ガンダムってもっとメカニカルな話だと思ってたけど宗教じゃん」ってことだったのですが、どうやらUC(ひいては続編のNT)自体が福井晴敏氏によるニュータイプ論を描いていると知り納得。福井晴敏氏は強いオタクだから、ふわっとした『ニュータイプ』という概念に、自身なりの解釈とアンサーを印したかったのかなと。わかる~…オタクが行間を読むやつですね。行間を読み、かつ破綻ない理論を自身で組み上げて、誰よりも自分自身を納得させるだ。薄い本を書いてるとよくあるやつだ。

NTは幼馴染設定が大好きなので好みでした。UCは長編ということもあり、各勢力の政治的駆け引きなども多数描写されますが、NTはもっとシンプルな作りなので、人間関係に焦点を当てて見ていれば素直に見られるかな。ミシェルが好きです。90分という短い尺で、ヨナ・ミシェル・リタの関係がきっちり描かれていてよかった。ミシェルが好きです…。あとブリックのこと好きじゃない女子なんていないでしょ多分…

ミシェルとブリックについては、お互いが何らかの秘密を共有しているのでは?という話が舞台挨拶でもありました。恋愛関係ではないけれど、確かに想い合う気持ちはあるんだろうな。ブリック視点のスピンオフとか読んでみたいですね。という話を同行した友人とした。あと、舞台挨拶の話題的には敵役のゾルタンが人気でした。いいキャラだからしょうがないですね。アイネ・クライネ・ナハトムジーク

私が好きなシーンは回想シーンで、ミシェルが自分がルオ商会へ行く、と伝えるところです。その一連のシーン、多くは語られないけど、ミシェルの2人への思いに溢れていると思うので。

しかしジオン、ネオ・ジオンとか、コロニー落としとかがよくわからんので(なんとなくはわかるけど)やっぱり他作品も見ておいたほうが良いなあと痛感しました。とりあえず劇場版で初代~ZZ+逆シャア見ておけば良いかな。でも私が好きなのはターンAガンダムなので、好みかどうかはわからない…でも逆シャアは作画がすごそうだから楽しみ。